空芯コイル

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使用する線材について

空芯コイルに使用する線材は下記の図のような構造となっております。それぞれの概要は以下の通りです。

1、芯線

一般的に銅が使用されております。特殊なものではアルミ銅クラッドなどが使用されることもあります。弊社製コイルは銅線が全数をしめております。

2、絶縁皮膜

ポリウレタン(UEW)、ポリエステル(PE)、ポリアミドイミド(AIW)などが使用されており、ポリエステル(PE)、ポリアミドイミド(AIE)などが使用されており、要求される耐熱性能などにより使い分けます。但し、耐熱性が高い皮膜はそのままでは半田付けが不可能なため、絶縁皮膜を剥離する必要があります。最小皮膜厚さや最大仕上げ外径の規格により、0種(厚)～3種(薄）と区分けされ、JIS規格にて規定されております。弊社製コイルは3種ポリウレタン線を標準的に使用しており、用途、ご要求仕様により2種線材やポリエステル線を使用しております。

3、融着皮膜：

融着皮膜を分類すると、下記図のような区分けとなります。弊社製コイルでは、図中の赤枠部の熱風タイプを標準的に使用しております。